叫喚翻訳機  世の中には、バウリンガルなんていう物があるのは皆さんご存知ですよね。 バウリンガルというのは、言ってみりゃ犬の鳴き声を読み取って、何を伝えたがっているかを 表示してくれる『キカイ』です。近頃ミャウリンガルという、猫の鳴き声を表示してくれる 『キカイ』もできたようですけど、本当にそれが役にたってるのか、ぶっちゃけ本当に伝えた い事を、表示してくれているのかどうか、眉唾ものですね。  さて!そんな迷走、言語外翻訳ブームの最中(さなか)っ、一石を投じる新たなアイテム が・・・でてきちゃいました。その名も赤ちゃん泣き声翻訳機!これは文字どうり赤ちゃんの 泣き声を読み取り、その意思を表示するものなのですが、私はどうも好きになれないなぁ。  赤ちゃんが何故泣いてるのが分からないのはとても困る。できるだけ早く問題を解決してあ げたい。とかいろいろなニーズからそういった物が生まれたのですが、そんなのは相手をよく 観察していれば分かるんですよね。赤ちゃんの意図が見た目で分からない母親はぶっちゃけ母 親である資格さえ無いように思えます。  そんなのをいちいち使わないで――ちなみに現段階で表示まで20秒、100回に5回失敗 するらしいです。――せめて赤ちゃんの意思表示は母親の温もりで読み取っていただきたいモ ノですネ。プンスカ!  第一犬や猫だってよく観察していれば何が言いたいのかって分かってくるモンなんですよ。 これはそういう経験をしていない方には分からないわけなのですが、そういうものなのです。 そんな物をつくるよりかはもう少し、自動車のエンジン音を読み取って調子がいいとか悪いと か、経済動向を見て良いとか悪いとかを表示する『キカイ』をもうちょっと作った方がいいと 思うんだけど・・・。  そう思っているのは私だけなんでしょうか。 //ブラウザの「戻る」でお戻りください//